鶴居村タンチョウが舞い降りる村でチーズと赤ワインで村おこし!

この記事は約6分で読めます。

大自然に育まれ、まちの象徴として親しまれる国の特別天然記念物・タンチョウが舞い降りる鶴居村ではチーズと赤ワインの特産品でPR!

自然との共生を実現し、基幹産業の酪農とともに発展を遂げてきました。

近年は良質な生乳を原料に使ったナチュラルチーズなど特産品開発にも力を注ぐとともに、地域資源を活用した長期滞在型の農泊などの観光振興で活性化を推進しています。

農山村の景観、環境を守りながら、地域の自立、発展を目指すNPO法人「日本で最も美しい村」連合の一員として、自らのふるさとに誇りを持ち、次世代に誇る「美しい村」づくりに取り組んでいるんです。

 

スポンサーリンク

鶴居村ってどんな村なんですか?

道内有数の酪農郷として発展を遂げた村の開発は、1885(明治8)年までさかのぼります。

釧路市茂尻矢から公戸が移住し、農業に従事。

大正時代に岩手県や香川県などから入植が相次いだが、度重なる冷害などから昭和初期に畑作から酪農への転換が図られました。

経営の近代化とともに環境と調和した農業を進めながら、現在は乳牛1万2869頭、肉牛1160頭を飼育し、2018年の生乳生産量は6万3698トンに上りました。

良質乳を生産するための乳質改善奨励事業、新規就農対策など足腰の強い酪農経営を目指し続けているんです。

村で生産した良質な生乳は牛乳ばかりだけでなく、さまざまな乳製品に加工されています。

村が建設した農畜産物加工施設「酪楽館」では生乳をナチュラルチーズやソフトクリームなどに加工し、広く販売しています。

中でもナチュラルチーズ「鶴居」のゴールドラベルは6カ月以上熟成させたこくのある味わいが特徴で、全国コンテストで最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞した逸品なんです。

ナチュラルチーズやスイーツなどの特産品を広くPRするため、2016年4月には道道沿いの市街地に鶴居たんちょうプラザ「つるぼーの家」がオープンし、観光客らを喜ばせています。

村の象徴ともいうべきタンチョウは絶滅の恐れもあったものの、給餌など地域を挙げた保護活動の結果、近年、1000羽を超える水準まで回復しました。

昨年7月に設置した「村タンチョウと共生するむらづくり推進会議」(会長・大石正行村長) では、タンチョウと共生する「鶴居モデル」の検討を進め、国が廃止する方針の給餌を村独自に継続する方向性を「打ち出しました。

「鶴見台」、日本野鳥の会が運営する「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」には冬期間、数多くのタンチョウが飛来し、写真愛好家らでにぎわっているんです。

全国的に少子化に伴う人口減少が大きな課題となる中で、村は下幌呂地区などに宅地を造成して、移住を促進しています。

近隣にとどまらず、本州方面からの移住者も増え、定住促進に成果を挙げています。

「美しい村」の理念を実現すべく、地域資源を生かした振興策を推進、美しい大草原や自然の恵みの食材を生かした滞在型の観光に力を入れて、台湾やベトナムなど訪日外国人客 (インバウンド) の誘客にも積極的に取り組んでいます。

 

鶴居村概況

人工⇒ 2513人(男性1268人、女性1245人)=9月末現在。

立地⇒
釧路管内のほぼ中央に位置し、阿寒カルデラ外輪山を貫流する雪裡川、幌呂川、久著呂川の流域に沿って広がる雪裡、幌呂、久著呂の3原野で構成される。釧路市、釧路町、標茶町に隣接し、南部は釧路湿原国立公園が広がる。

村名の由来⇒ 村内に生息する国の特別天然記念物タンチョウに由来している。

町の花⇒ コスモス

町の鳥⇒ タンチョウ

町の木⇒ シラカバ

鶴居村

鶴居村営軌道

 

村と釧路市を結んだ簡易軌道「鶴居村営軌道」は、1960年代後半まで旅客や牛乳などの運搬に活躍していました。

道内の簡易軌道は昨年秋、開拓遺産として北海道遺産に選定。村ふるさと情報館「みなくる」、前には自走客車、機関車が展示され、貴重な実物を目の当たりにできます。

1929年に開通した村営軌道は当初、馬力による運送だったが、その後木炭ガス動力の気動車を導入し、50年代には輸送力の増強で自走客車、ディーゼル機関車が整備されました。

新富士一中雪裡間の雪裡線、下幌呂一新幌呂間の幌呂線がありましたが、自動車の普及で68年に全線廃止されました。

水色の自走客車、緑色の機関車が現在、同館前で保存されて展示されています。

鉄道マニアには人気があり、村教委は見学者に数量限定で記念ポストカードをプレゼントしていて、地域住民にも村営軌道の果たした役割や重要性を改めてPRしています。

 

農泊者にサイクリングで景観満喫!鶴居村をPR!

タンチョウ観察やカヌー、草原の中を疾走するサイクリング。おいしいチーズやワインなど、豊富な地域資源を活用しながら、NPO法人「美しい村・鶴居村観光協会」が中心となって、長期滞在でそこに暮らすような感覚の旅行「農泊」を推進しているんです。

農泊は農山漁村で日本ならではの伝統的な生活を体験し、農村地域の住民と交流を楽しむ旅行なんです。

冬期間はタンチョウを撮影する写真愛好家でにぎわう一方、観光シー ズン本番の夏場は伸び悩んでいることから、滞在型観光を促進したんです。

村内の宿泊客に電動アシスト自転車を貸し出し、美しい景観を満喫してもらうモニター事業なども実施し、利用者から「道東の景色は最高」などと好評を得ています。

台湾からのサイクリング客やベトナムの富裕層など、訪日外国人客(インバウンド)の誘客にも取り組み、来村する外国人も徐々に増えています。

ふれあい農園のブドウで新たな特産品の赤ワイン!

豊かな自然ばかりでなく、魅力的な食材も訪れる人たちを魅了してやまない。

新たな特産品として、2017年には鶴居産ブドウを使った赤ワイン「クロンヌルージュ」(仏語で赤い冠)が誕生しました。

村ブドウをブドウ酒研究会(会長・大石正行村長)がワインづくりが盛んな十勝管内池田町に醸造を委託したぶどう酒で、今後の定着が期待されています。

村では11年に同町から赤ワイン用の品種「山幸」の苗を取り寄せ、試験栽培をスタートしました。

13年から栽培を本格化し、現在は「ふれあい農園」で1000本以上を育てています。

またナチュラルチーズが村の代表的な特産品でしたが、地場産ブドウを使ったワインと組み合わせることで互いのよさを引き出して、相乗効果が期待できると判断。

今季の収穫はすでに終え、昨季のブドウを使った新作ワインは12月ごろにお披露目される見通しなんです。

 

下幌呂夢の杜団地を村外からの移住を促進する施策で活性化!

美しい景観など恵まれた自然環境を生かし、村は村外からの移住を促進する施策にも取り組んでいます。

近隣から移り住む住民ばかりでなく、大自然に魅せられ、本州の都市部から移住を望む人が増えているんです。

内陸部に位置する鶴居は、温暖な気候で霧も少なく美しい緑が広がっています。

中核都市の釧路市と隣接して、飛行場との距離が近いなど利便性が高いんです。

村は1997年に移住者向けに「下幌呂夢の杜団地」の第1期で29区画を造成しましたが、うち2世帯は神奈川県の住民なんです。

5年後の第2期では28区画を分譲し、北見市や奈良県、愛知県などから移住した人もいました。

2012年に第3期の分譲を行い、14年度からは「下幌呂希の杜団地」の第1期で26区画を造成。

鶴居地区と幌呂地区にそれぞれ移住体験住宅を開設し、首都圏などで定期的にPRも実施しています。

下幌呂夢の杜団地

 

タイトルとURLをコピーしました