ルパン三世フェスティバルin浜中町と題してモンキー・パンチde地域活性化プロジェクト主催のスペシャルステージが先日2019年9月15日に、浜中町総合文化センターで行われました。
ルパン三世フェスティバルin浜中町
2012年から開催している「ルパン三世フェスティバルin浜中町」(モンキー・パンチ&ルパン三世de地域活性化プロジェクト主催) は毎回、道内外からの多くのファンでにぎわっていて、中にはキャラクターに扮したコスプレイヤーも集合して、あちこちで撮影を楽しんでいます。
今年は、8月1日から同民コレクションPARTH (霧多布東3)でビジュアル展、同3日から町総合文化センター内の同民コレクションPARTIで同民の愛用品や画材などを展示する追悼展示しました。
9月12日は同センターでルパン三世役の栗田貫一さんらによるトークショーが行われ、同センター駐車場では、浜中の味覚が一堂に会する「きりたっぷ岬まつり」も開かれました。
花や野鳥、地域で守る霧多布湿原
霧多布湿原を一望するなら琵琶瀬展望台。 北側からは蛇行する川やヤチボウズが見られる湿原と奥の森森まで見渡せ、南側は太平洋が眼下に広がります。
もう一つの景勝スポットは霧多布湿原センターなんですが、2階の展望ホールからは、天候に左右されず湿原を見ることができます。
館内では、コンブなど特産品やクラフトなどオリジナルグッズを扱うショップや、ホエー豚やホッキなどの地域特産品を使ったメニューを提供するカフェを併設しています。
さまざまな野鳥の鳴き声も楽しめるバードカービングや、木のおもちゃコーナーも設置しています。
同センターの指定管理者を務めるのは、湿原の環境保全や維持活動を進めるNPO法人霧多布湿原ナショナルトラストなんです。
湿原内の民有地を買い取り、野鳥の営巣地や動植物の生態系の保護に取り組むほか、野生生物の調査や湿原の復元、環境教育やエコツアーを通じた啓発と同湿原のファンづくりに力を注いでいます。
木道整備や植樹、特定外来生物の芸などの保全活動は一般参加も募り、見て楽しむだけではなく「共に守り育てる」意識の高揚にもつながっています。
ルパン三世フェスティバルin浜中町とモンキー・パンチ
浜中町出身で今年4月に逝去した原作者モンキー・パンチ(本名加藤一彦)さんと作品ゆかりの5氏によるトークショーには、道内外から約700人が来場しました。
作品の裏話や同民のエピソードなど、お宝満載のステージに大きな拍手が寄せられました。
同センター駐車場では「第8回きりたっぷ岬まつり」(町観光協会主催)も行われていて、ウニやサンマ、秋サケなど旬の味覚を楽しむ多くの人でにぎわっていました。
スペシャルステージは、ルパンの声を担当する栗田貫一さんとモンキー・パンチさんの次男でエム・ピー・ワークス代表取締役の加藤州平さん、日本テレビで同作品の元プロデューサーの中谷敏夫さん、テレコム・アニメーションフィルム代表取締役社長の浄園祐さん、同プロジェクト会長の栗本英彌さんが登壇しました。
モンキー・パンチさんの席としてアトリエでいつも使用していた椅子も置かれました。
登壇者様からのモンキー・パンチへの追悼の意
栗田さんのモンキー・パンチさんの印象について
優しい人という印象。(過去のフェスで) 多忙な声優たちが浜中でそろうことができたのは、先生の人柄のおかげなんです。
毎年帰りの気持ちで来ていると振り返り、中谷さんや浄園さんは「ルパンが何十年もあるのは、懐の深さとチャレンジする場を与えてくれたから。今後も作品を作り続けるのが使命と言ってました。
ファンが年に一度、モンキー・パンチさんを思い出せる町であってほしい」と呼び掛けました。
トークショーではモンキー・パンチさんが生前、肉を好みオーディオや洋画、旅行が好きで自分専用の映画館を作るのが夢だったと、いうエピソードも披露されました。
加藤さんは「1年前、父にルパンで浜中を盛り上げたいと言われて以来、毎年来ている。ルパンと浜中の両方を盛り上げるよう継続したい」と話した。
栗本会長は「浜中に恩返ししたいとの「モンキー・パンチさんのひと声で、フェスが実現した。町の知名度もアップし、地域の子供たちが自信、誇りを持てたことに一番感謝したい」と目を細めていた。
ルパンのコスチュームで来場した東京都のツアーコンダクターの角田正人さん(56)は、物や家族とのエピソードなど初めて聞く話が多く楽しかったと話していました。
今後もルパン三世がテレビおよび映像への復活を期待しています。