標津はサケと共に発展してきた歴史をサーモン科学館で学び、酪農ではゴーダチーズが全国レベルで高評価され、また転車台で観光王国に!
そして乳質・乳成分にこだわって厳選した「しべつ牛乳」が絶品なんです。
標津は太古の時代からサケと共に発展!
サケのほか、ホタテやホッキなどの海産物も豊富で、それらを加工した高品質のイクラやタラコなどの水産加工品も有名なんです。
標津町ではまさに秋サケ漁の最盛期を迎えており、今年の水揚げ量は9月26日現在で522ンと昨年よりも70トンも多いんです。
現在も町を支える重要な水産業の主力として、連日浜はにぎわいを見せています。
標津漁協とサケ定置部会では毎年、町内全戸に秋サケを無料で配布していますが、ホタテ漁業者で組織している標津漁協漁船漁業者部会と同漁協でも同様にホタテを無料で配っています。
標津サーモン科学館でサケの一生と海の生態を学ぶ!
1991年に開館した標津サーモン科学館は、町を代表する観光拠点の一つになっています。サケ科魚類の展示は30種類以上と日本一の「サケの水族館」です。
高い展望塔の屋根に、3個くらいオレンジっぽい色した球体がありますが、これはなんなのか分かりますか?・・・
正解は・・・・・イクラ・・・そう言われればたしかにイクラだネ!
これからの時期は魚道水槽でサケの産卵行動や、シロザケやカラフトマスの遡上(そじょう)を見ることができます。
目玉でもある魚道水槽は標津川と接続してあり、サケのライフサイクルに合わせ、季節ごとに展示が変わります。
冬から夏にかけてはシロザケの稚魚の群泳、秋には標津川に回帰したシロザケ・カラフトマス・サクラマスの遡上が見られ、秋から冬にかけてはシロザケの産卵行動が観察できます。
人気を集めているのは、チョウザメによる「腕ガブSHOW」なんです。
体長2mを超えるチョウザメが、餌を持つ飼育員の腕にかみつく姿はインパクト絶大です。
管内で購入できる餌をイトウに与える体験や、角質を食べてくれるドクターフィッシュも注目なんです。
サケ科だけではなく、標津で見られる海の生物の展示にも力を入れており、管内で最も大きい大水槽にはカレイやクロイソも見られます。
展示されている魚はほとんどが現地調達なんです。定置網漁や秋サケ漁などの船に同乗させていただいて、漁師さん方からお裾分けしていただくんです。
めずらしい魚が網にかかると漁師さんから連絡が入り、科学館に持ってきてくれたり、漁師さんのご協力があるからこそお客様に魚たちをお見せすることができるのです。
また標津サーモン科学館では、サケの一生をお客様に伝える事によって命のつながりを知り、そして尊さを学び得るのではないでしょうか
標津の海について、大人も子供も楽しく学べるスポットとなっている。
標津サーモン科学館につて
●開館時間⇒ 午前9時30分~午後5時(入館受け付けは同4時30分)
●営業期間⇒ 2月1日から11月30日まで開館で12月と1月は冬季休館
●休館日⇒ 5~10月は無休で、他の月の休館日は水曜日です
●入館料⇒
※ 幼児、および標津町在住の小中学生と70歳以上の方は無料。
※ 障害者手帳のご提示で団体料金が適用されます。
※ 団体料金は20名以上
※ 車椅子・ベビーカー貸出有り
●住所⇒ 086-1631 北海道標津郡標津町北1条西6丁目1-1-1標津サーモンパーク内
●問い合わせ⇒ 0153-82-1141
●アクセス⇒ 根室中標津空港から車で約20分
●駐車場⇒ 272台(無料)
広大な農地を生かした酪農業が全国レベルに発展!
海からの恵みだけでなく、資源循環型酪農の確立により、衛生的で安全高品質の牛乳も生産されています。
標津町で生産された生乳の中でも、乳質・乳成分にこだわって厳選した生乳を、風味やコクを損なわない85度で15分じっくり殺菌した「しべつ牛乳」は絶品なんです。
また同製品を使用したJA標津独自の商品「しべつ牛乳アイス」や「標津ゴーダチーズ」も人気ですよ!。
しべつ牛乳アイスに酪農家の強い想いが込められていた!
標津産の牛乳を100%使っていまして、香料・乳化剤や安定剤等を使わないで牛乳本来の風味を生かしたアイスクリームなんです。
また標津産の牛乳は、北海道でもトップクラスの乳質を誇っており、2011年から標津町内の学校給食として提供されていまして、安心・安全な良質牛乳の生産に努力されている酪農家の強い思いが込められた牛乳なんです。
標津ゴーダチーズが全国レベルで高評価!
雪印メグミルク株式会社の中標津工場にて、徹底した品質管理と衛生管理を行っているところで生産されていまして、そのまま食べても美味しいんです。特にチーズフォンデュに最適なんです。
これまではあまり大々的に宣伝はしていませんでしたが、当センターで製造した「AFくらぶ ゴーダチーズ」が昨年東京で開催された全国のナチュラルチーズが集まるコンテスト「JAPAN CHEESE AWARD 2018」にて銀賞を受賞したんです。
審査員からは、色と形が美しい・乳質の良さからくる香りやジューシーさがある・お子様からお年寄りまでどなたにでもお勧めできる・焼いて少し焦がした時の香ばしさを思い浮かべるととても美味しそう・と高評価されました。
その反面、フラットな味わいでインパクトが少ないという意見もあったようです。
本コンテストでは全国78の工房から231点のチーズが出品されたようです。
「JAPAN CHEESE AWARD 2018」で、全国のチーズの中でも上位に入る評価をいただいた事で、中標津が全国レベルでの高評価を受けることが出来たんです。
標津線の終着駅 根室標津とSL「C11-224号機」が転車台に移設
かつて、この町にはJR(旧国鉄)標津線の終着駅、根室標津(ねむろしべつ)駅がありました。
標津線は、1937年の全線開通から約50年間物資輸送と、地域の貴重な移動手段として広大な根釧台地を走り続けてきたんです。
しかし1985年当時の国鉄再建法で、赤字路線の廃止対象となって第2次特定地方交通線に指定されました。
現JR北海道に移行した後の1989年には、標津線は惜しまれつつ廃止と決定されました。
現在は町の発展に大きく貢献した鉄道遺産を活用して、町おこしを進めていまして、「標津転車台保存会」は昨年8月に標津町文化ホール前に保存されていた蒸気機関車 (SL「C11-224号機」)を転車台が残っていた根室標津駅跡地(町北2西 1)に移設したんです。
現在では釧根管内をはじめ、遠くはアメリカからも鉄道ファンが足を 運んで記念写真を撮るなど賑わっています。
目玉はイベント時に小学校高学年以上であれば、実際にSLの運転ができることです。
電力で約20m動かせるように整備したため、比較的簡単で安全に運転が可能で、汽笛も整備済みなので迫力あるSLの走りを体験できます。
標津町生涯学習センターでは転車台をさらに楽しめるように、町内で保管されていた標津線に関わる宝物を保管展示しています。
実際に使われていたSLのライト・レプリカのナンバープレートや乗務員の制服などが並んでいます。
なのでSLでの標津線を楽しめるギミックが満載となっています。