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根室は漁師の町!三つの目線で地元の食文化を考えてみました!

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根室は漁師の町!独自の食文化はなんだろう?とふと思った時、レストラン経営者・地元神主およびスナック経営者に問いかけてみました!

 

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内と外、二つの目線で地元を見つめる

 

「あるとき、根室のことを質問されて答えられなかったんです。それじゃダメだと思って」。そう語るのは、根室市の飲食店どりあんの2代目店主・小滝 祥平さん。父の文吾さんはニューモンブランに勤めた後に独立、1969年どりあんを創業しました。

祥平さんは8歳で上京し一度は別の道を進むも、24歳で根室に戻り家業を継ぐことを決意しました。

 

それまで飲食業の経験はなかったのですが、幼い頃から両親は店の切り盛りで忙しく自分の食事は自分で作ることが多かったのだそうです。

それに「エスカロップは物心ついたときから食べてきたから、味は舌が完全におぼえていたんです」。

エスカロップは1990年代から徐々に根室の外にも知られ始め、いわゆるB級グルメブームでさらに知名度を上げていました。

 

店には地元の人以外にも観光客が多く訪れるようになり取材を受ける機会も増えてきました。

冒頭の発言はその頃のこと。「だから図書館へ行って昔の新聞を読んだりして、色々と調べているうち根室にずいぶん詳しくなりました」。

そんな小滝さん曰く、根室に暮らす人の特徴は「面倒見が良く、気さくな人が多い」と言ってました。

 

確かに小滝さんからもその雰囲気がうかがえます。

だからこそ、仲間意識が強くなりすぎる面もあるかも、とも。「この街がもっとよくなっていくために「外から目線」も大事にしたいですね」。

 

と、オープンで何事も楽しもうというムードに満ちた小滝さんは話していました。

店内には趣味の釣りで自ら釣り上げた大きなイトウの剥製が飾られていたのにはビックリしました。

 

食事と喫茶 どりあん

北海道根室市常盤町2-9
TEL ⇒ 0153-24-3403
営業時間⇒ 10:00~21:00
火曜日定休

 

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根室には、たくさんの宝があると言う金刀比羅神社の神主

 

地元では「こんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅神社。

 

毎年8月に行われる例大祭では1.5tを超える御神輿を中心に1kmを超える行列が市内を練り歩きます。

 

およそ200店もの露店が市内中心部に並び、街は熱気に溢れます。

200年以上続く歴史ある神社の家に生まれた前田穣さんは、神社の森を遊び場に育ち、神職の資格を取るために東京の大学へ進学しました。

 

卒業後は札幌の北海道神宮や沖縄の神社に勤め、根室へ戻ってきたのは2004年のことです。

 

広い境内をキレイに維持するのは前田さんの仕事。

 

「お参りされる方々が気持ちよく参拝できるように」と、季節によっては白衣袴より作業着でいる時間のほうが長い日もあるのだとか!。

 

もちろん、一般的にイメージされる神主さんの仕事も、安産祈願や初宮詣、家を建てる際の地鎮祭などは、地元の方の人生の節目に寄り添えるありがたいお仕事だと思いますね!。

また、船の起工式や進水式の機会も多いというのが漁業の街ならで、「根室は多くの宝がある街。宝をみんなで守り育てていきたい」そう語る前田さんが考案したのが「福ざんまいみくじ」!。

水揚量日本一を誇る根室の宝であるサンマをモチーフにしたユニークなおみくじなんです。

張り子のサンマの中に入っているおみくじは、北海道弁で書かれているというのもポイントで、「この街の魅力を神主としても、いち根室人としても皆さんにお伝えしていければと思っています」。

 

ことひら 金刀比羅神社

北海道根室市琴平町1-4
TEL⇒ 0153-23-4458
社務所・神輿設・お祭り資料館⇒ 開館時間/8:30~17:00

 

根室で漁師を支えるスナック探索記

 

海よりも深い懐で、漁師の町を支え続ける根室のスナック街!。
午後7時に通りに温かな光が灯り始める。

 

根室では駅から北へ1キロほどに位置する梅ヶ枝町を中心にスナックやバー、居酒屋が軒を連れています。

 

鮭鱒漁やサンマ漁昆布漁など季節に合わせ、様々な人々が訪れる根室には仕事を終えた大人のオアシスとして、昔からスナックが栄えてきました。

 

時代と共にかつての賑わいは薄らいでしまったものの、今なお100軒以上のスナックが営業しているというから地元民のスナック愛は深いです。

 

「チャーム」と呼ばれるお通しに、地元の海の幸を使ったお手製の料理を出すお店もあり、港町ならではの味わいを楽しむことができます。

 

スナックを巡れば、旅は一段と面白くなる。この町の酸いも甘いも知るママたちの存在こそ、根室の魅力を伝える貴重な観光資源と言えるのではないか。

さて今宵も、カウンター越しの会話に花を咲かせよう。

 

スナック ゆづ

 

15周年を迎えるお店は、常連さんと気さくな友美ママとの笑顔が溢れるアットホームな空間。

自家製の生チャームと共に至福の一杯を味わえる。一人旅でも楽しい夜を過ごせること間違いなしである。

北海道根室市梅ヶ枝町2-19 カッコー会館1階
TEL⇒ 0153-24-8478

 

スナック 姫楽酌(きらく)

 

凛とした着物姿が素敵な光子ママ。モダンな店内は、天井の高さや棚の配置までこだわり抜いたもので、驚くほどの居心地の良さ。

 

長年の常連さんたちを中心に、ママとの会話を求め、女性客も訪れる。

 

北海道根室市梅ヶ枝町2-5 セゾンビル1階

TEL⇒ 0153-24-5804

 

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