新型コロナ変異種ってなに?そしてファイザー製ワクチンが効くの?皆さんの疑問に思ってる事や新型コロナはつねに強敵に変異していくウイルスで後遺症も気になるんです!日本でワクチン接種はいつから!
全世界で最初に発見された新型コロナ変異種は、たしかイギリスだったと記憶してるんですが、今は南アフリカ・アメリカ・スイス・チェコ・ドイツにまでに新型コロナ変異種が拡大中なんです。
そして日本でも静岡県で、市中感染と思われる新型コロナ変異種が確認されたんです。
これに対してのファイザー製ワクチンが効くのか?そしてワクチン接種はいつからか?検証していきます。
日本で新型コロナ変異種が確認された事例
1月19日現在、日本で確認されている新型コロナ変異種ウイルスなんですが、以下の厚労省発表があったんです。
・羽田空港⇒ 16名
・成田空港⇒ 11名
・関西空港⇒ 9名
・東京都⇒ 7名
・静岡県⇒ 3名(イギリス滞在歴も接触歴もない→初の市中感染か)
・兵庫県⇒ 1名
合計⇒ 47例もあったんです。
厚労省は1月18日、イギリスで流行しているものと同じ型の新型コロナウイルスの変異種に、渡航歴のない静岡県の男女3名が感染していたと発表したたんです。
感染経路が不明な変異株が国内で確認されたのは初めてで、市中感染の疑いがあるんです。
厚労省によると、3名は20代と40代の女性、60代男性でいずれも1月上旬に発症。3名とも重症ではなく自宅療養をしている。不特定多数との接触はないようなんです。
女性2名は、PCR検査で変異種感染の疑いが出ていた人の追跡調査を通じて感染が発覚したんです。
男性は、変異種調査のために実施している陽性者の全遺伝情報(ゲノム)解析を進める中で感染が分かったんです。
40代女性は20代女性の濃厚接触者で、20代女性からうつった可能性もあるが、断定は難しいようです。
新型コロナ変異種とは何かをまとめ
Q 新型コロナ変異種とは何ですか?
厚労省によると、一般論としてウイルスは絶えず変異を起こすんです。新型コロナに限ったことではないんです。
イギリスで流行している変異種の名称は⇒ VUI-202012/01。イングランド南部のケント州で2020年12月13日に最初に確認されたんです。
南アフリカでも異なる変異種が増加中なんです。これまで国内でも、いずれの変異種も海外への渡航歴のある人、や濃厚接触者からは検出されたことがあったんです。
Q 日本で市中感染が疑われる事例が確認された変異種はどんな特徴があるんですか?
国立感染症研究所は、イギリスでの解析から「いままでの流行株よりも感染性が高いことが示唆」されていると指摘してるんです。
具体的には、「伝播のしやすさを最大70%程度増加すると推定」されるとしている。
つまり人に感染させやすいという事なんです。
ロイター通信によると、イギリス政府の諮問機関「新型呼吸器系ウイルス脅威諮問グループ(NERVTAG)」は2020年12月21日、この変異型について、従来と異なり、大人だけでなく子どもにも感染しやすい可能性があるとの見方を示しているんです。
Q この新型コロナ変異種は重症化しやすいのですか?
同研究所によると、重症化しやすいことを示唆するデータはないです。ただ、症例の大部分が重症化の可能性が低い60歳未満の人々であり、評価に注意が必要なんです。
Q 新型コロナ変異種にもワクチンは効くんですか?
厚労省によると、小さな変異でワクチンの効果がなくなるわけではない。
ファイザー社のワクチンでは、変異種の新型コロナウイルスにも作用する抗体がつくられたという実験結果もあるようです。
国立感染症研究所は、イギリスで流行している変異種ついて、ワクチンの有効性に影響があるかどうかは「調査中」としている。
100%効くわけでもないし、後遺症が心配なんです。
新型コロナに感染して、軽症でホテル等で療養の方が、人にうつさないつまり陰性後も嗅覚・息切れ・胸の痛み・精神不安定や脱毛等の後遺症がたくさん報告されているんです。
ワクチンを接種したからと言って、これらの後遺症が改善される保証はないんです。
また1月19日にニュースが飛び込んできたんですが、テレ朝newsによると、ノルウェーでファイザー製ワクチンを約42,000名接種して、33名の高齢者が死亡したそうなんです。率で約0.08%、1万名接種して8名が死亡する計算なんです。
Q 新型コロナ変異種にどう感染予防したらいいのでしょうか?
新型コロナ変異種でも、個人ができる感染予防策としてはこれまでと変わらないんです。
3密の回避・マスクの着用・手洗いなどを習慣して下さい。
Q イギリスでは新型コロナ変異種の流行でどのような対策をとったんですか?
イギリスでは新型コロナ変異種の感染拡大を受けて、1月5日から3度目のロックダウン(都市封鎖)を実施いたんです。
ボリス・ジョンソン首相は今後数週間について「これまでで最も困難な状況」になると警告したんです。
住民は必要不可欠な医療、食料品の購入、運動、在宅勤務が困難な人の通勤など特定の理由を除き、外出ができなくなっているんです。
新型コロナワクチン日本ではいつから接種できるの?
NHKの報道によれば、
2月下旬めど⇒ 医療機関従事者・・・約1万人
3月中旬めど⇒ 医療機関従事者・・・約300万人
3月下旬めど⇒ 65歳以上・・・約3600万人
4月以降⇒ 基礎痴患のある人等を優先に順次
という事らしいんです。
おそらく健康体のひとは、遅い所では5月以降になる可能性もあるんです。
新型コロナ変異種にもファイザー製ワクチンは効くのか?
遺伝子変異はあらゆる生き物にとって必要な仕組みであり、生物多様性の源である。
変異があるからこそ、これほど多種多様な種が存在するんです。
ウイルスも例外ではなく、ほとんどのウイルスは環境に適応するためにゲノム(全遺伝情報)を変化させるエキスパートなんです。
では、新型コロナウイルス感染症を引き起こすウイルス(SARS-CoV-2)についてはどうか。現時点でわかっているのは、それがただ変異するだけでなく、その変異が人類にとって深刻な意味を持つということなんです。
ファイザー製ワクチンの効果は?
すでに予防接種済みの20名から採取した血液サンプルを解析した結果、ファイザーのワクチンによってつくられた抗体は、N501Y変異を含むウイルスに充分な効果を発揮していた。
つまり変異前の新型コロナに対しては、後遺症を考えなければ効果はあると言えるんです。
N501Yはスパイクタンパク質への変異で、「B117」変異種の重要な特徴でもある。
この結果自体は心強いが、あくまでひとつの事例にすぎない。GISAID(インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスの情報共有プラットフォーム)などのゲノム情報のデータベースを見ても、遺伝子の世界はまだまだわからないことばかりなんです。
遺伝子変異によって新型コロナウイルスが生き延びやすくなることはほとんどないものの、一部の変異は明らかに感染力が増している。
N501Y変異のように、宿主細胞の受容体との親和性を高め、ウイルスが結合して侵入しやすくするものもあれば、ウイルス量そのものを増加させ、体内に侵入する感染性粒子の数を爆発的に増やしかねないものもある。
さらに、最も危険な変異ウイルスの場合、ワクチンによって強化された免疫防御システムすらも回避、あるいは突破するおそれがある。
新型コロナ変異種をめぐる懸念
今回の新型コロナ変異種は、次の3点がみられることから注目を集めているんです。
● 新型ウイルスの他の変異種と急速に入れ替わっている
● 新型ウイルスの重要と思われる部分に影響を与える変異をしている
● 変異の一部は新型ウイルスの感染力を強めることが研究で確認されている
これらは、ウイルスがより広がりやすいことを示しているんです。
新型コロナ変異種は従来より生き延びやすく猛威を振るう?
これまでにわかっていることを要約してみよう。
新型コロナウイルスは、ウイルスのRNA(リボ核酸)のランダムで小さな変化によって徐々に変異する。
こうした変異はウイルス自体には影響がないことがほとんどだ。場合によっては独自の修復機構が働き、自然淘汰のスピードを抑えることもある。
しかし、現状のウイルスの感染者は全世界で1億に迫る。このように個体群の規模が大きい場合、進化に有利な特性を持つ変異種が出現しやすくなり、従来より生き延びやすくなったウイルスが猛威を振るうことになるようです。
ヒトの抗体をすり抜ける変異ウイルス
現在のワクチンを完全に無効化するような変異種が出てくる可能性はきわめて低い。とはいえ、ヒトの免疫を逃れやすくなった変異がワクチンの効果を弱めることは充分に考えられる。
このカテゴリーに当てはまるおそれがあるのが、E484K変異だ。これはN501Y同様、スパイクタンパク質の変異で、南アフリカ、ブラジル、日本、その他の数ヵ国で確認されている。
E484K変異は、新型コロナウイルスに偽装的な効果を与えるようで、ワクチンによって作り出された抗体がウイルスを見つけて排除するのが難しくなる。
つまり、変異ウイルスが抗体をすり抜けやすくなるのだ。
別の研究では、回復期患者の血漿に含まれる抗体にスパイク変異が及ぼす影響をマッピング分析した結果、E484の変異が、他のどの部位よりも抗体の中和作用(ウイルスを無力化させる作用)を阻害する力が大きいことがわかった。
参加者によっては、E484関連の変異が抗体の有効性を10倍以上低下させた例もあった。
また、ブラジルでは、新型コロナウイルス感染症から回復した患者のうち、少なくともひとりの女性がE484K変異を含むウイルスに再感染し、最初の感染時より症状が悪化したという事例もあるんです。
他にも複数の実験または臨床症例研究において、回復期血漿の中和抗体にさらに深刻な影響を及ぼす自然発生的な変異が見つかっている。
H69-V70の欠損もそのひとつかもしれない。
これまでの研究のほとんどは受容体結合領域に重点を置いているが、他にもウイルスタンパク質の変異が抗体回避を可能にすることは明らかであり、より一層注目していかなければならない。
ワクチンの大規模接種を阻むのは、ウイルスの免疫回避力だけとはかぎらない。
今後、何ヵ月あるいは何年にもわたって、世界中で感染が起こりつづけるかぎり、新型コロナウイルスはさらに強力に進化するだろう。
このウイルスは常に変異と実験を積み重ねているが、そのやり方は非常に不器用で、言わばやみくもな試行錯誤の繰り返しだ。
ウイルスは知覚を持たない以上、いくら進化しても今のやり方を変えることはないだろう。
だからと言って、手強くならないわけではない。そのつど生存に有利な変異を足がかりにして、最適化された最強のウイルスに変貌するかもしれない。
新型コロナ変異種はファイザー製ワクチンが効くのか? まとめ
ヒトの防御機構をつき崩すべく繰り返される実験と変異
この脅威に立ち向かうには、ふたつの対策をとる必要がある。
第一に、できるだけ多くの人に可能な限り早くワクチンを打つことだ
今の米国のように、カタツムリが這うようなスピードでワクチン接種を進めていてはとうてい間に合わない。
現に、新たな新型コロナ変異種がオハイオ州コロンバスで見つかったと、オハイオ大学の研究者から報告があったばかりだ。
ワクチンを打つのは感染症の予防のためだけではない。新型コロナウイルスが実験と変異を繰り返し、あの手この手で宿主の防御機構を突破しようとする機会を減らすためにも、早期に接種が必要なのだ。
新たな変異種が生じてしまえば、その特性は予測不可能だ。そのつど観察し、対処していくしかない。
第二に、現在も行われている新規変異種の調査とゲノム解析を大々的に推し進めることだ。
生物圏全体を見通し、ゲノム全体を調べて、免疫調節に関わる変異を特定しなければならない。そして、季節性インフルエンザの場合と同様、環境に適応を続けるウイルスにワクチンを適応させていく覚悟が必要だ。
このパンデミックを乗り切るには、大局を見据え、より長期的な視点で考えていかなければならない。
その視点が足りないばかりに、あまりに多くの命が失われた。これらの変異ウイルスで同じ過ちを犯すわけにはいかない。人類を守るために何をどうすればいいか、私たちにはもうわかっているのだから。
ぶっちゃけ、ワクチンをできるだけ早期に接種しないと、強敵になっていく新型コロナ変異種に勝てない。という事なんです。!
新型コロナ変異種が強敵になっても、それに対処できるよう世界での共同研究が必要不可欠なんです。