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釧路での長期滞在を選ぶ人急増中!経験者に聞く

この記事は約5分で読めます。

旅をしていると、この街で暮らしたいなぁ~。そんな夢を抱くことがあります。

釧路市ではここ数年、一年のうちの数か月を釧路で暮らすという“長期滞在者”が増えています。

 

そこで旅とは違う長期滞在の魅力を経験者にうかがいました。

 

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冷涼な気候そして温かい釧路の人々

 

「僕は昔から旅行が好きでね。若い頃は海専門。南の島でマリンスポーツに夢中でしたよ」。

75歳まで現役で働いていた上原さんは、81歳の今もジムやテニスに通い、運動を欠かさない。

 

「ただ、暑いのが大の苦手なんです(笑)」。

 

引退後は「残りの人生を悔いなく楽しみたい」という思いから、夏の数か月を涼しい土地で暮らすつもりだった。

 

これまでカナダやアラスカで過ごしたが、海外は長期ともなるとストレスも多い。

「昔、知人を訪ねて行った北海道の紋別で、8月にストーブを焚いていたことを思い出したんです。そうだ、道東しかない!と思いましたね」

しかし大都会に慣れた身には、環境の激変が心配で、道東で最大の都市といえる釧路が思い浮かんだ。

 

そして平成22年7月、市役所の協力を得て、家具や家電、調理器具、食器などが付いたマンションでの長期滞在を経験しました。

以来、毎年夏の約2か月間、夫婦で釧路での避暑を楽しんでいます。

 

 

上原さんが感じている釧路の魅力は、次の5つ。

1 とにかく涼しい! 真夏の日中でも日差しが強烈でなく寒い日すらある。

2 観光の拠点として最適。周辺には湿原や鶴見台、風蓮湖、摩周湖、秘湯なども多数。

3 食べ物がおいしい。サンマやカニ、メロン、トウモロコシ、ジャガイモなどは毎日食べても飽きないおいしさ。

4 人々がみな温かい。テニスクラブでポロシャツを忘れた時、自分のウェアを貸してくれた女性もいた。

5 街のたたずまいが異国的。霧がたちこめる中、北大通りと釧路川の両岸に街灯が灯り、霧笛がむせび鳴く様は胸に迫るものがある。

 

 

旅慣れた上原さんがたどり着いた街、釧路。

 

「繁華街がさびれてるのはもったいないね」と言いつつ、今年の夏もやはり釧路へ飛んだ。

冷涼な気候、 温かい人々が気に入ってますと

上原伸介さん(東京都文京区/81歳)は語ってくれました

 

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人とのつながり環境の良さが釧路では気に入りました!

 

山嵜信夫さん、規子さん夫妻
(神奈川県藤沢市/66歳・64歳)に釧路のよさをインタビュウーしました。

 

北海道は数十年前から度々旅行に訪れていたという山嵜さん夫妻。
スキーが趣味のお二人は冬に行くことが多かったが、11年前に2週間ほどかけ、夏の北海道を車で巡った。

 

良野、知床、そして釧路へも。その美しさは格別だった。

「退職後はオーストラリアか沖縄か北海道か……と、のんびりする 土地を探していました。

そんな時、伊達の移住者募集広告を見つけたんです」。
60歳で信夫さんが退職した後、すぐに道南の伊達市で半年間暮らした。

 

夏の終わりには 藤沢の自宅に戻り、翌年の夏も伊達へ。

しかし滞在先のマンションがいつの間にか大人気になってしまい、その後は当別町など毎年道内を点々とすることに……。

 

「長期滞在者同士で交流をする中で、暮らすなら釧路がいいよ!という話を聞いたんです。涼しくて、人が親切で、食べ物がおいしいって」。

 

夏の北海道暮らし6年目にして、釧路を選んだ山嵜さん夫妻

 

「釧路市の対応はすばらしい。街の人も北国独特の芯の強さがあって 温かい」。

しみじみと話す言葉も、道内各地に暮らした人ならではの経験談だ。

「釧路は 夏の涼しさも次元が違いました。遊びに来た孫に『これは涼しいじゃなくて寒いっていうんだ』と笑われましたよ」。

 

ゴルフが趣味のお二人にとって、車で数十分の距離にいくつものゴルフ場があることも 利点の一つ。

信夫さんは釣り、規子さんは山登りなどそれぞれの趣味も大いに満喫でき、友人も増えました。

しかし、釧路は居るだけでもいい、という。

「初めて西港に立った時の感動は忘れません。湘南の海は左右に半島が見えます。でも釧路から見えるのは水平線と、何もない広い海だけなんですよ」

規子さんの言葉に、相づちを打っ信夫さん。終始にこやかな表情が、釧路での充実した日々を物語っていました。

 

 

長期滞在への釧路市の取り組み

 

 

観光客や人口の減少が深刻な問題になっている釧路市では、空き家の有効活用など打開策を模索してきました。

 

天気予報で釧路地方だけが夏でも抜きん出て気温が低いことに気付いたのをきっかけに、平成18年度から「夏でも涼しいくしろ」への長期滞在推進の取り組みを開始しました。

 

利用者同士の交流会を開くなどきめ細やかな対応も功を奏し、平成20年度は31人だった長期滞在者が平成25年度には225人に激増しました。

逆に受け入れ住居が不足し始めた今後は、レンタルできる家具、家電の検討や、スギ花粉が飛ばないことをはじめ、夏以外の季節もPRするなど、新たな取り組みにも力を注いでいます。

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