北海道在住のプロカメラマンが厳選した紅葉スポットのドライブコースを、おすすめをピックアップしていただきました。今回は道南編その2です。
木々が赤く染まる美しき紅葉
北海道内のインスタ映えする紅葉スポットを、今回は北海道は道南地方紹介しています。
各地のアイヌの歴史と文化にふれながら秋の芸術&グルメを楽しんでみませんか?
北海道の秋の大自然の中をドライブしませんか!
苫小牧エリア
苫小牧は秋が最高!水とのコラボを楽しむ
苫小牧は水がすごくきれいなので、被写体は水を生かして撮るものが多く、緩やかな流れ、よどみに浮かぶ落ち葉、揺らぎのない水面に映る樹林などを写します。
紅葉もさながらで、冬の薄氷も美しいです。
秋は隠れスポットの「森田沼」が良いですネ!。
10月以降に西日が射すと燃えるような景色が浮かび上がり、特に心を引かれます。
口無沼も静寂の中で水鳥が姿をみせることもあり幻想的です。この時期はまさにシャッター チャンスです。
北大研究林
市民の憩いの場になっている北大研究林では、秋深まる頃になると色づいた木々の葉が水面に映し出されてきれいです。
樽前公園
市内では野外彫刻が目につきますが、よく被写体に選ぶのは市役所前、まちの境界にもある裸婦像「緑の環(本郷新・作)」。
現在4基あり、朝焼け、夕映えにはさまざまな表情をみせてくれます。
室蘭エリア
登別~室蘭~洞爺湖周辺横断、空と水辺が融合した風景を求めて
「夜明けの水辺の風景が好きで、空が水面に映り込んだ様子はとても幻想的」と魅力を話す近井カメラマン。
海や大小の湖が多い西胆振のスポットとして最初に紹介するのは、登別市カルルス町の橘湖。
「水質がよく、紅葉シーズンには色づいた周囲の木々が鏡のように湖面に映し出されます」とイチ押しです。
海岸の断崖が続く室蘭市の名勝・トッカリショは「厳しくも雄大な自然の息吹を写し出せるスポットで有名です。
洞爺湖畔・旧桟橋付近の叙情的な風景は「写真家のマイケル・ケンナ氏が写したことで、今や撮影家の聖地ともなっている場所です」とそれぞれの魅力を伝えていました。
橘湖(たちばなこ)
地元でも知る人ぞ知る秘境・登別市カルルス町の橘湖。色づいた木々と透き通った湖面に発生した霧がとても幻想的です。
トッカリショ
室蘭市・トッカリショの夜明け風景。大空と大海原の融合、連なる断崖絶壁の厳しく雄大な自然を捉える場所です。
洞爺湖畔
風景写真家マイケル・ケンナ氏が発掘した洞爺湖畔の叙情的な風景で、昭和新山側の湖畔に位置し、聖地とも呼ばれるスポットは絶景です。
橘湖(たちばなこ)
案内⇒
登別市カルルス町道南バス・カルルスバス停下車⇒
カルルス・サン・スポーツランド前の道路脇「橘湖入口」の標識から山道に入り、徒歩1時間ほどで到着します。
トッカリショ展望台
案内⇒
室蘭市母恋南町3 道南バス・地球岬団地バス停から徒歩で15分
函館エリア
函館の観光スポット北斗市へ由緒ある名所、史跡をめぐる紅葉散策
函館市の見晴公園内にある「名勝旧岩船氏庭園(香雪園)」は明治時代 に造成された北海道唯一の国指定文化財庭園。
茶室風の園亭やレンガ造りの温室、渓流など歴史の風情を色濃く残しています。
約4万坪もある園内にはモミジやカエデなど約150種の庭木が植えられ、古式ゆかしい日本庭園をさまざまな色彩が飾っています。
函館山の麓、1879(明治 2)年開園の「函館公園」は市民の癒やしの空間として愛されてきた都市公園です。
園内は今も造成当時の原形をとどめ、淡いオレンジ色に染まる桜の葉や紅色のカエデと常緑の松のコントラストが花を添えています。
「松前藩戸切地陣屋跡」は北斗市にある国指定史跡です。
江戸時代末期、箱館港の開港にともない蝦夷地の防衛を強化するため松前藩が構築した日本最初の洋式城塞(じょうさい) で、土塁や空堀など の遺構がやわらかな色彩の紅葉に包まれています。
香雪園(こうせつえん)
毎年開催されるイベント「はこだてMOMI-Gフェスタで、期間中は約100m続くカエデ並木がライトアップされます。
函館公園
旧函館博物館といった歴史的建造物をはじめ、噴水広場、動物施設、ミニ遊園地などの施設も多いので、紅葉とともに楽しみたい。
前藩戸切地陣屋跡
広葉樹が囲む正面の門は写真映えスポットに最適です。
初雪が降り始める11月中旬ごろは常緑樹の緑と紅葉の赤、雪の白のコントラストが非常に美しいです。
香雪園
案内⇒
函館市見晴町56(見晴公園内)
℡ 0138-57-7210 (函館市住宅都市施設公社東部公園事務所)
函館公園
案内⇒
函館市青柳町17
℡ 0138-22-6789 (函館市住宅都市施設公社西部公園事務所)
松前藩戸切地陣屋跡史跡公園
案内⇒
北斗市野崎
℡ 0138-77-5011 (北斗市觀光協会)